アニメ好きはメンヘラなのか
私は、そこそこの年齢で、アニメを好きになったのは、ここ数年の話。
その前に「映画」「演劇」「音楽」「お笑い」に傾倒した時期がある。
何かにハマる人は、自分の軸を持っていて、周りに流されない人が多い。
他人から見ると、その偏りが奇妙に見えることもあると思う。
「メンヘラ」がどの範囲を指すのか分からないけれど、
その他大勢の仲間入りをせず、独自の世界をつくる人をそう呼ぶのだろうか。
それならば、私は10代の頃からだ。
「変な人」と言われるのは「他人と違う」と同義で、褒め言葉にすら聞こえたものだ。
特に自己顕示欲の強い若い頃、他人と違うことに喜びを感じなかったのか?
その他大勢であることを、このころから望んでいたのだろうか?
大人になると、群れることが良しとされる。
でも、人の数だけ考えがあるし、そう発する人を「あの人は変わっている」と呼び、
存在そのものを否定する。そんな人の多さに閉口する。
共感する人、共鳴する人、共通言語の通じる人と会うのは楽しい。
考えが全く違う人と、喧嘩ではなく論議し合うのもとても楽しい。
大人なのに、何かに夢中になるのは変だろうか。
私は、それが間違いだと思わない。それならば「変わった人」でいい。
それは、アニメのせいではないよ。突然そうなったわけじゃないんだもの。
あぁ、仕事は別だよ。
仕事で、にこにこしながら、相手にただ相槌を打ち続ける事はあるさ。