おたくなんて畏れおおい

アニメ好きな人が「おたく」とは限らないのだよ。

舟を編む

初回リアタイ。

楽しみにしていた作品なのだけど、その期待を上回る素晴らしさだった!

感動している!!

キャストが決まった時、少し心配した。

馬締は、もっとボサボサして冴えない声が良いなと思ったし、

西岡はもっとチャラけた声のイメージがあったから。

お二人とも大好きで、特に神谷さんは特別枠の声優さんではあるけれど、

人気声優さんだからこその危惧をしていた。

地味な作品なので、煌びやかな声優さんを選んだのではないかと思ってしまったから。

そんな疑いは全く不要だった!

 

絵が美しい。特に海が素晴らしく美しくて、人間が踏み込める領域ではない深さを

感じさせられた。もがき苦しむ馬締の抗えない表情、諦めて身を委ねてしまおうか

との想いも伝わってきた。

画面が美しかったので、キャストの声の美しさとバランスが良く、不調和は

どこにも無かった。声が美しくて良かったと思った。

 

西岡は原作より普通の常識ある社会人に寄せて描かれていた。あぁ良い。いい。

西岡が普通であることで、馬締の常人離れが際立っていきそう。

対比で描かれるより、ずっと自分との距離が測りやすくなっている。

馬締は自分ルールで突き進んでいくのだろうから、西岡の動きがとても気になる。

二人のエピソードが増えるのかな?

驚いたのは、アニメでも馬締のモノローグで進むのね。これは冒険じゃない?

西岡の心境の変化は、アニメの強みで押してしまうのかな。

最初に馬締に荒木が惚れ込むシーン、一瞬の西岡の空気が動いたのが見えたよね。

あんなワンカットで進むのかな。

さすがにモノローグ挟んでくれないと追えない、誤解しそうな所があるけれど、

どう描かれていくのか、とても楽しみ!本当に楽しみ!!

自分の想像通りなものに出来上るのも嬉しいけれど、

思いもよらない角度から来られるのも楽しみだもの。

 

良い、良い。佐々木さんが美人な声になってなかったのも良い。

OPのスタイリッシュな疾走感も素晴らしいし、

EDの美しい海のキラキラも素晴らしい。

初回、完璧。パーフェクトにカッコイイ作品だった!

難しい言葉が沢山出てくるけど、単純に物語を楽しめばいい作品だと思うんだ。