おたくなんて畏れおおい

アニメ好きな人が「おたく」とは限らないのだよ。

ゲームFGO発表会

今日のニコ生で、いろんな発表がありまして!
ゲームの中でのお得情報だけじゃなかったのが新鮮でした。

まぁ、現実的に石欲しい、確率上げて欲しい、ってのはあるんですけどね。
私全く課金してないので、高いレベルで継続してくれてるだけでありがたい…。

地方でイベントあるの!大阪あるの!!クリスマス25日なの!!!
…おぃ。
リア充いないと思ってるのか?
12月大変だ。

そして!アニメに!なるらしいですよ!!
主役はヘビー課金ユーザー信長くんらしく、みんなニコニコです。
この子はアイドル扱いされないのはなぜだろう。
可愛いよねぇ。あざとい黒さがあるからなのかな(褒めている)

おかげで、他のゲーム出来ないじゃないか。
スマホゲームは、来年1月に乗り換えるから今参戦は我慢してる。
文アル、ブラックローズも面白そうだ。

ヴァルキュリアとFateのエクストラはバトルものだから、私は参戦しても先に進めなさそう。 酔いそう。
でもストーリーも面白そうだし、
ヴァルキュリアの声優さんを無視するわけには…しかも音楽光田さんとか!!!

PS4買いは必須かな。

金の切れ目は縁の切れ目

「金の切れ目は縁の切れ目」は、精神的な問題であるように思う。

 

男性は仕事にステータスを感じている。

お金を稼いでいることは、その地位の証明だ。

これを奪われことは、自己の尊厳を失う。

 

そうなると、性格が変わる。

自分が知っている人で無くなる。別人になる。

別人になっても、元の彼に戻るのを支えたいと思う人もいる。

大事な時に支えてやれないなんて、冷たい人だと思っていた。

 

実際自分の身になって、初めて分かった。

 

私は、出来なかった。

飄々としていた彼が、おどおどして犬のような目で私の動向を伺うようになって

嫌になった。

全てが嫌になった。息の音、鼻をすする音、体臭、全て気持ち悪くなった。

今まで、彼のことを一度もそんな風に思ったことは無かった。ずっと仲良かった。

唯一の生涯の友人だと思っていた。

 

自分のその反応、変わりようも恐ろしかった。

 

元々職人気質で人に馴染むのが極端に苦手だった彼は再就職に難航した。

職探しもハローワークに毎日通うだけだった。

それよりネッなど別の方法をアドバイスしたが、全く聞く耳持たなかった。

ハローワークに良い案件は落ちてない、と何度も言ったけれど、無駄だった。

 

彼は全ての事の頑固に拍車がかかり、私はさらに嫌いになった。

 

半年後、彼は何とかアルバイトの職についた。年収は100万程度になった。

仕事を覚えるのも大変で、1年を迎える頃にようやく慣れたようだった。

そこで、昔の彼に戻った。

 

私の彼に対する気持ちも落ち着いたけれど、仲良しには戻れない。

自分の心の変化が恐ろしい。お金は怖い。

 

もちろん、単純に贅沢出来ないのが嫌になる場合もあると思う。

常にお金の心配をしながら買い物をするのは辛いからね。

3月のライオン

アニメ化を機に漫画を読んだのですが、面白くて面白くて、延々読んでます。


アニメ化前の話なので、ネタバレ注意。

ループで読んでいるのが、10巻から最新刊までのお父さん対決。何度読んでもぐっとくる。
零ちゃんの敵とみなした相手への攻撃が容赦ない。
情けをかける必要を感じない父ではあるけれど、生身の初対面の相手に、あんな直接的な言葉をぶつけることは出来ないと思う。
目の前に心を持った人間がいると思うと、私はやはり言葉を選んでしまう。
後になって、言ってやれば良かったと打ち震えるけれど、その時は言えない。

それを大事な人を守るために正面切ってやりあう零ちゃんはカッコイイ。

でも、それだけ戦ってきたのだ、というおじいちゃんの言葉にハッとさせられた。
カッコイイなんて可愛らしい言葉じゃない。血を吐きながら立ち向かってここまで来たのだ。

父は同じような行為を繰り返してきても、こんなに最後まで押し切られたのは初めてだったのかもしれない。喫茶店を去る零ちゃんに放った言葉が「クズ」。
叩きのめされた時に出た言葉は、自分へのブーメラン。
気づいてなくても、彼にとって一番身近な罵りの言葉だったのかもしれない。

シリアスな話の中に挟まれる先輩と先生の存在が、零ちゃんのを支えになっている。少しの笑いを運んでくるのもとても好き。「妻子捨男」ってネーミングセンスが素晴らしすぎる。

先生の「満を持しての桐山」って言葉も、笑いにはなってるけれど、彼を見守り続け、向き合ってきた時間が読んでる私たちにも伝わってきて、とても嬉しかった。

その後の零ちゃんの暴走が、文字通り「空気読めない」行動に繋がっていくのも面白かった。ひなちゃんに伝わらなかったし、ストーリー上で取り上げられなかったけれど、「大好き」「たよりになる」と言われた零ちゃんは、また変わったと思う。

でも、今から恋愛展開するのならば、想像以上に完結が遠いのですね…。

久しぶりに二階堂君が絡んでくれたのも嬉しかったけれど、零ちゃんが少しの躊躇もなく二階堂くんに電話したのが何より嬉しかった。

 

女としては、おばさんと看護師さんの会話。
「男はどんなに酷い捨て方をしても、女性はまだ自分の事を好きだと思っている」ってなぜか信じてるのよね~、に激しく同意!
「実は、よりを戻したいと思ってるに違いない」とかさ。

いやいや、有り得ませんから。

そろそろいいかな 「シンゴジラ」

大好き!!もうネタバレしてもいいでしょう。

 

良い意味でも悪い意味でも、日本人にしか描けない映画です。

今のこの時代を生きているからこそ、ただのお話に終わらない、現実の痛みを伴った

作品と捉えています。

東日本大震災を経験しました。放射能が近くにあるものだと感じました。

原発が2発も落とされた恐怖も思い出しました。

それにも拘わらず平和ボケした最初のシーンも、今見ている現代の日本です。

 

「あなたの国では誰が」との台詞が強調されて出てきますが、

その台詞はあまり心に響きません。

「動くの?」「そりゃ生き物ですから」

この会話のほうが、ずっと観客の心に残る台詞だと思います。

見識者会議も笑った、笑った。笑いごとじゃないのに笑った。

「政治が悪いのは、老害のせいだ」

そう言ってない所も好きです。

勿論それは正しい。時代への柔軟性のなさは、筆舌に尽くしがたい。

けれど、老いた人が言う言葉も、日本らしい発想です。

大きすぎる政府に、役人たちも苛立っています。

皆が「無駄な会議ばかり必要だ」と言っています。

誰も望んでないのに、形式ばかりの印が必要な仕組みになっています。

老いも若きも思っているのに、何とも出来ないのです。

これが選挙のある私たちの国です。歯がゆくてなりません。

 

そこにゴジラがやってきます。非常事態にその日本がどう立ち向かうのか。

 

必殺最終兵器は、口からポンプで凝固剤を流し込む、あのチマチマ作業。

地味。じみじみじみ。

ただ、その前が凄い。戦後、日本が血を吐きながら築きあげた全てを

ぶち込みます。文字通り、全て。

世界一の新幹線、複数の精度の高い在来線、沢山の高層ビル群…。

日本の誇るもの全て全て、日頃生活に利用している馴染みのあるもので、

ぶっ叩きます。

知ってるものなので、自分も参加してる気持ちで拳に力が入ります。

そこで登場するのが、チューチューなのですが…。

 

映画では、スクラップアンドビルド、と立ち上がるために使われていますが、

「ここまでスクラップにしないと立ちなおせない状況にある」との、

現在の日本の閉塞感への皮肉を感じさせられました。

 

<やっつけてハグし合って、これで世界の平和は救われた、君はヒーローだ!>

こうならないんですよ。普通なるでしょう?!

強大なヒーローも出ないし、凍結させるだけで、殺傷出来ない。

素晴らしいでしょう、この映画!あまりにも現代日本!

 

海外でウケていても、それは私たちとは全く違う視点の評価です。

この感覚が分かるとは、とても思えません。

 

最後の尻尾の見解も色々ありますが、もうこの映画だけで十分です。

日本ってこういう国ですもの!

 

ということで、4回映画館に足を運びました。飽きない!でも、もう行かないよ。

アニメ好きはメンヘラなのか

私は、そこそこの年齢で、アニメを好きになったのは、ここ数年の話。

その前に「映画」「演劇」「音楽」「お笑い」に傾倒した時期がある。

 

何かにハマる人は、自分の軸を持っていて、周りに流されない人が多い。

他人から見ると、その偏りが奇妙に見えることもあると思う。

 

「メンヘラ」がどの範囲を指すのか分からないけれど、

その他大勢の仲間入りをせず、独自の世界をつくる人をそう呼ぶのだろうか。

 

それならば、私は10代の頃からだ。

「変な人」と言われるのは「他人と違う」と同義で、褒め言葉にすら聞こえたものだ。

特に自己顕示欲の強い若い頃、他人と違うことに喜びを感じなかったのか?

その他大勢であることを、このころから望んでいたのだろうか?

 

大人になると、群れることが良しとされる。

でも、人の数だけ考えがあるし、そう発する人を「あの人は変わっている」と呼び、

存在そのものを否定する。そんな人の多さに閉口する。

 

共感する人、共鳴する人、共通言語の通じる人と会うのは楽しい。

考えが全く違う人と、喧嘩ではなく論議し合うのもとても楽しい。

大人なのに、何かに夢中になるのは変だろうか。

私は、それが間違いだと思わない。それならば「変わった人」でいい。

 

それは、アニメのせいではないよ。突然そうなったわけじゃないんだもの。

 

あぁ、仕事は別だよ。

仕事で、にこにこしながら、相手にただ相槌を打ち続ける事はあるさ。

 

 

 

 

 

夏アニメ 「初恋モンスター」

恋愛もの、日常ものが苦手なので、普通の設定ならば寄り付かなかった作品。

普通でなさすぎる設定を、異常なほどの機微を持って演じられたおかげで、

それが最後の最後の最後まで持ち込まれていて、…凄かった…っ!

凄いものを見た。

こんなバカバカしい設定を、この美しい絵と甘いきゅんきゅんラブストーリーに

乗せていく。それぞれのキャラクターが立っていて、ただバカな時もあれば、

子供(?)ならではの勘の良さが滲み出ていて、ぐっときた。

恋愛も偏愛も変愛も詰め込み、アニメ30分枠を粋に使って演出、熱狂的信者が燃え盛っている流行りものを怖れず使う勇気は、スタンディングオベーションしたかった。

 

ただ、変態に寛容なアニメ作品の中で、このアングラな感覚は何だろう。

作品への褒め言葉として受け取って頂ければ、大変嬉しい。

 

声を潜めて、でも力強く「素晴らしかった!」